- ■小学生以下の部
-
今回の応募作品の中では、まず
「A221 4つのアニメーション(1)(2) 」
「A223 世界のヒーロー 」
の2つに絞られました。
「A221 4つのアニメーション(1)(2) 」
は、粘土を使ったストップアニメーション(クレイアニメ)としては、
本コンテストでは初めての作品で新鮮でした。
「A223 世界のヒーロー 」
は音楽のはいった楽しい作品です。
審査委員会での投票結果は僅差でしたが、
「A223 世界のヒーロー」を大賞としました。
- ■中高校生の部
-
今年の大賞に選んだのは、
あえて描かないことで、透明人間を表現した
「B091 透明人間」
。
帽子や足跡の動作で透明人間の動きを表現したところに感心しました。
足を拭いた後の布をしぼるなど、細かな動きの工夫も評価しました。
次点には
「B086 鳥な夢」
「B038 宇宙人」
がはいりました。
「B086 鳥な夢」
は、鳥の動きや風に戻される部分など、
動きがよく研究されていました。
「B038 宇宙人」
は背景に手書きの絵を使って、独自の
雰囲気を出しています。
ほかに印象に残った作品としては、
「B059 ごろごろ」
。ボールの反射がよく研究されており、
魚が集まってボールを運ぶシーンの色の使い方がきれいでした。
- ■一般の部
-
今年の作品の中では、「育む」というテーマでの応募の3つの作品
「C048 想いに花咲く」
「C050 愛を育む」
「C043 少年とロボット」
の評価がほぼ一線に並びました。
「C048 想いに花咲く」
は、限られた環境の中で、とても動きがなめらかで、
ていねいに作られている点が、高評価でした。
「C043 少年とロボット」
は、回想シーンなど、
作者の作りたい思いが伝わってきて好感がもてました。
この3作品の中で、どれを大賞に選ぶか難航しましたが、
「C050 愛を育む」
がコベルコシステム賞に選ばれたため、今回は、
雰囲気の異なる、
「C043 少年とロボット」
を選ぶことにしました。
そのほかの作品としては、
「C041 宝石を盗んだギャングと警察の追いかけっこ」
が高得点でした。
また、おもしろい作品として
「C032 なめくじの逆襲」
を押す声もありました。
「C059 まわれまわる」
は、EVAアニメとは思えない表現力がありました。
- ●審査委員からのアドバイス
-
音・音楽について、制作ソフトの付属素材を使った作品が、
多くなりました。
今までの応募作品に使われている音、効果音の
入手先を、「■素材・音/音楽素材」にまとめていますので、
作品にふさわしい、よりよい音を見つける参考にして
いただければと思います。
(審査委員会で出た意見を、Webアニメコンテスト事務局がまとめました。)