- ■一般の部
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今年の大賞としたのは、
「C009 Adventures of 1」
。
数学好きにはたまらない作品だろう。
数字が変形するアイデアは前からあるが、
本作は丁寧に作られており、手間がかかっていると思われる。
最後の数式の意味を理解できる人が少ないのではと心配するが、
その意味を知りたいと思うきっかけになれば、
教育アニメとしての価値がでてくる。
Webアニメコンテストの作品は、サイズを2MBにするという
制限を設けているが、その中では、
「C019 MILK」
のように絵に力点をおくか、
「C014 花猫」
のように動きに力点をおくか、割り切る必要もあるだろう。
「C028 ハトと僕。」
「C011 とけい」 など、
ストーリーを表現したい気持ちが伝わる
作品も見られた。
- ●ひと言アドバイス
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見る人のことを考えて丁寧に作りこんでほしい。
- ■中学・高校生の部
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今年は、「一般の部」より、「中学・高校生の部」がおもしろかった。
大賞とした
「B231 Funky Party」 は、
音楽にあった動きが気持ち良い作品。
一見単純に見えるが、それぞれの動きに工夫がみられる。
また、中には心の闇を描いた作品もあった。
「B005 メーデー」
は、刺激が強すぎるのではと感じたが、良くかけている。
他には、青春もので、遠近で、
別々の動きをするといった工夫がみられた
「B210 片思い革命」、
横スクロールの演出が楽しい、
おじさんの妄想
「B203 金と涙と男と女」、
影
「B209 わたしの影」など、
いろんなバリエーションがあって、楽しめた。
- ●ひと言アドバイス
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Flashを使った手書き作品について、
2MBの問題で音がいれられなかった作品が見られたが、
サイズ的には、音が十分いれられるはずである。
次回は音入りの作品を期待したい。
- ■小学生以下の部
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「小学生以下の部」の大賞は、なにを基準に選ぶか難しかった。
差をつけにくい中から、今年はダイナミックな雲の動きからはじまって
最後まできれいに作られていた
「A176 雨がやんだ」を大賞とした。
- ●ひと言アドバイス
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小学生らしいもっと破天荒な作品をみたい。
(審査委員会で出た意見を、Webアニメコンテスト事務局がまとめました。)