アニメGIFを作る
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- アニメGIF形式にすれば、スマートフォンなど多くの機器で再生することができます。
- アニメGIFには、音や音楽は入りません。
- 以下の手順で作成します。
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「9VAe」のメニューバーの
「ファイル」>「アニメGIF出力...」 を順番にクリック
→ファイルの保存先の指定画面が開きます。
- 保存場所を指定して「保存」ボタンをクリック
→画面サイズや出力レート(1秒間のコマ数)を設定する画面が開きます。
-
「出力開始」ボタンをクリック
→指定した場所にアニメGIFファイル(拡張子.gif)ができます。
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このファイルを ブラウザで開くとアニメ再生します。
- サイズを小さくするために、変化部分だけ保存(差分出力)されます。
差分出力したアニメGIFが扱えない場合、
ファイル名の最後を"###.gif"にすれば、全コマ保存されます。
- 書き順アニメをGIF出力した場合、先頭に最後のコマが1コマ挿入されます。
(先頭のコマが空白になって中身がわからなくなるのを防ぐため)
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動画を作る
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- MP4形式の動画は、Youtubeなどに投稿できます。
- 以下の手順で作成します。
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「9VAe(きゅうべぇ)」のメニューバーの
「ファイル」>「動画出力...」 を順番にクリック
→ファイルの保存先の指定画面が開きます。
- 保存場所を指定して「保存」ボタンをクリック
→画面サイズ、出力秒数、コマ/秒(1秒間のコマ数)を設定する画面が開きます。
- ファイル名を入力して「OK」ボタンをタッチ
→動画が作成されるまで少し時間がかかります。
→アプリのフォルダに動画ファイル(拡張子.mp4)ができます。
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このファイルをブラウザで開くと再生します。
- 「往復」や「繰り返し」があり、
再生してもアニメが終了しない場合は出力秒数が自動設定されません。作成したい秒数を設定してください。
- 画像サイズは偶数のみ設定できます。
- 動画(MP4) を作成するには、外部アプリ
FFmpeg (https://ffmpeg.org)
をダウンロードして9VAeに設定する必要があります。
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APNGを作る
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- APNGには、音や音楽は入りません。
- 以下の手順で作成します。
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「ファイル(File)」メニューの「連番/APNG 出力(Sequential Images/APNG Export)」をクリック。
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ファイルの種類を「PNGファイル」に設定します。
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出力先のフォルダとファイル名を指定し、「保存」をクリック。
--> 設定画面が表示されます。
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画面サイズ、秒間のコマ数、再生時間を設定します。
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「背景を透明にする」にチェックを入れれば、
図形が描かれていない部分が透明になります。
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「APNGループ回数」はAPNG出力のときのループ回数設定です。
無限ループにしたい場合は0に設定してください。
- 「OK」をクリックすると
「連番出力を1つのAPNGファイルにまとめますか?」
が表示されます。
--> 「はい」をクリックすると、APNGファイルが出力されます。
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連番出力
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- 連番出力すれば、多くの動画ソフトで読み込むことができます。
- 連番出力には、音や音楽は入りません。
- 以下の手順で作成します。
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「ファイル(File)」メニューの「連番出力(Sequential Images Export)」をクリック。
-
出力先のフォルダとファイル名を指定し、「保存」をクリック。
--> 設定画面が表示されます。
-
画面サイズ、秒間のコマ数、再生時間を設定し、「OK」をクリック。
--> 連番出力が始まります。
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SVG形式で保存
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- SVGで保存すれば、インターネットエクスプローラ以外のほとんどのブラウザで直接再生できます。
- ブラウザと9VAeきゅうべえではアニメ表現に違いがあります。
- 以下の手順で保存します。
- 「9VAe」のメニューバーの
「ファイル」>「名前を付けて保存」 を順番にクリック
→アニメを保存する画面が開きます。
- 「ファイルの種類」の欄をクリックし、 「SVGファイル(*.svg)」に切り替えます。
- 保存先、ファイル名を指定して、「保存」ボタンをクリック。
→指定した場所にSVGファイル(拡張子.svg)ができます。
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このファイルを Firefox などのインターネットエクスプローラ以外のブラウザで開くとアニメ再生します。
インターネットエクスプローラでは静止画になります。
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EVA形式で保存
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- 9VAe のデータを完全に保存する形式です。
- 9VAe ビューモードで再生することができます。
- 以下の手順で保存します。
- 「9VAe」のメニューバーの
「ファイル」>「名前を付けて保存」 を順番にクリック
→アニメを保存する画面が開きます。
- デスクトップなどに、新しいフォルダを作成し、その中にアニメを保存してください。
→作成したフォルダの中に、アニメの再生に必要なフォルダがすべて保存されます。
このフォルダの中にできたファイルはすべて、
再生に必要なファイルで、必ず同じフォルダの中にいれる必要があります。
※ご注意※「ぶれ、ぼかし、影」などの 9VAe 特有の効果は、
Windows用の EVAアニメータで再生すると表示されなくなります。
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日付フォルダに保存
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- 9va-win(.exe) と同じフォルダにある「9va_data」というフォルダに
「setpath(.ini)」というテキストファイルを作成します。
- そこにデータを保存するフォルダのフルパス名を記入すれば、
キーボードで入力しなくても、自動的に日付フォルダが作成され、
連番でファイルを保存することができます。
- 複数のパソコンをネットワークでつなぎ、共有フォルダを作成し、
ネットワークドライブのフルパスを「setpath(.ini)」に記載しておけば、
複数のパソコンの作品を集めて再生できます。
9view-lastday(日付フォルダ再生ビュア)
- ビュア 9view(.exe) を「9view-lastday(.exe)」という名前に変更すれば、
「setpath(.ini)」に記載されたフォルダの中の一番新しい日付フォルダの作品を
最初から順番に再生します。その後、最後の10個を繰り返します。
- 新しい連番ファイルを追加すれば、そのファイルを加えた最後の10個を繰り返します。
- 案内アニメを入れることができます。
「setpath(.ini)」に記載されたフォルダに「_bgm数字sec(.eva)」という名前のアニメがあると、
数字秒ごとに再生します。
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バッチ処理
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アニメ出力を何回も行う場合、
出力作業をテキスト(バッチファイル)にまとめておくと便利です。
- まず、'9va-win(.exe)'を複製し、名前を以下のように変更し、
専用コマンドを作成します。
出力
| プログラム名
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アニメGIF
| 9va-gif.exe
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APNG
| 9va-apng.exe
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連番PNG
| 9va-png.exe
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連番BMP
| 9va-bmp.exe
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SVG
| 9va-svg.exe
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MP4
| 9va-mp4.exe
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上の各プログラムアイコンの上にEVAファイルをドラッグすれば、
EVAファイル名に拡張子(.svg, .gif, .png, .mp4)がついた出力結果が、
同じフォルダに作成されます。
- auto.bat というテキストファイル(バッチファイル)に以下のように記述し、
9va-svg.exe と同じフォルダに入れておけば、
auto.bat をダブルクリックすれば、2つのEVAファイルをSVGに変換します。
ファイル名は、EVAファイルの後ろに拡張子".svg"を追加した名前になります。
- (auto.bat 例1)
-
9va-svg.exe "EVAファイル1 のフルパス"
9va-svg.exe "EVAファイル2 のフルパス"
- EVAファイルの後ろにパラメータを設定することができます。
- パラメータの先頭に、-gif, -apng, -svg, -mp4 などを置けば、
9va-win.exe を使ってバッチ変換処理ができます。
- パラメータを省略した場合、標準の値が使われます。
記法
| 意味 [省略したときの値]
| 使用例
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-gif
| アニメGIF出力
| "-gif....."
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-apng
| APNG出力
| "-apng....."
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-png
| 連番PNG出力 数字を指定すれば、そのフレームから出力します。[0]
| "-png..." "-png100-num100"
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-bmp
| 連番BMP出力 数字を指定すれば、そのフレームから出力します。[0]
| "-bmp..." "-bmp100-num100"
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-svg
| アニメSVG(SMIL)出力
| "-svg..."
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-mp4
| 動画(MP4)出力
| "-mp4..."
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-w
| 幅 [高さから自動計算、またはEVAアニメの幅]
| -w400
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-h
| 高さ [幅から自動計算、またはEVAアニメの高さ]
| -h300
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-sec
| プレイ時間(秒)[アニメーションの再生時間]
※無限ループの場合省略できません。
| -sec4.5
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-fps
| 秒間のコマ数 [10] (mp4は[30])
| -fps4.5
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-num
| 連番出力の最大出力フレーム数 [再生時間xfps]
| -num100
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-from
| 連番出力の最初の番号 [元のフレーム番号]
| -from0
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-trans
| 背景を透明にする [透明にしない]
| -trans
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-smooth
| 線の縁をなめらかにする [なめらかにしない]
※背景透明で、線の縁をなめらかにした場合は、外側の背景の色を設定してください。
| -smooth
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-r -g -b
| 外側の背景の色(r,g,b) [背景透明の場合黒(0,0,0)、そうでない場合白(255,255,255)]
| -r255 -g0 -b0 (赤)
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-loop
| ループ回数 [0 :無限ループ]
| -loop1
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-o
| 出力ファイル名(拡張子も含む) [EVAファイル名.eva+拡張子]
※連番出力の場合、最初のファイル名
| -ofilename.gif
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- (auto.bat 例2)
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9va-win.exe "EVAフルパス名" "-apng-w300-loop1-trans"
幅300ドット(高さは自動計算)、ループ1回、背景透明、秒10コマ、
EVAアニメの名前の後ろに".png"をつけたファイル名で、APNGを作成
- (auto.sh 例3)
-
9va-win.exe "EVAフルパス名" "-gif-sec2-oout.gif"
設定されたサイズ、2秒間、秒10コマ、背景透明にしない、無限ループ、
out.gifというファイル名でアニメGIFを作成
- 複数のファイル変換の手続きをバッチファイルに記述しておけば、
EVAアニメを修正したあと、一気に全部のEVAアニメを変換出力させることができます。
- GIFアニメのループ回数はブラウザによって違いがあります。
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